第五章 罠・・・・てめぇばかだなぁ・・・・・・・俺を助けなければよかったのに ・・・・・・・・・・そうすればもっといきていられたかも知れないのに 四つ葉のくろーばー 第五章 罠 「え・・・・?」 雫はじぃっと桃色のユンクを見た。 「/transform ・・・」 それは、 まつのき。 「えっ・・・」 雫は戸惑った顔を見せると、すっとまつのきから遠のいた。 「お前・・・」 まつのきは困った顔になる。 「いいやつだな。」 にやっとわらうと、手を振るまつのき。 「おーい!こっちだぁ!」 「くっ・・・」 雫は、 まつのきの首に手を掛け、 どこからともなくナイフを取り出す。 「ごめんな・・・」 幽は、意識の奥底で、 あがいていた、あがいていた、あがいていた。 「ぐっ・・・うわぁぁああぁぁぁぁあぁぁ」 雫が頭を抱えて座り込み、目を閉じる。 「もう、この体には、いられないのかなぁ・・・」 雫はつぶやき、幽の体から抜け出した。 真っ黒な、ピグミー。それが、雫。 ジャンル別一覧
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